JIS Q 45100の要求事項

(1)全般

1 衛生委員会/安全委員会/安全衛生委員会の開催

2 安全衛生教育(法定教育:雇入れ時・作業内容変更時教育及び職長教育)

3 危険予知活動(KYT,指差呼称など)

4 整理整頓活動(4S 活動など)

5 ヒヤリ・ハット活動

6 ヒューマンエラー防止活動(危険等の見える化,注意喚起表示など)

7 安全衛生改善提案活動

8 類似災害防止の検討

9 作業規程,作業手順書の整備,周知及び見直し

10 職場巡視(法定:安全管理者,衛生管理者及び産業医の職場巡視)

11 安全衛生パトロール(法定外:トップマネジメント,管理監督者,安全衛生委員会など)

12 始業時ミーティング(安全/衛生/健康管理チェック)

13 労働者の応急救護訓練(AED の使い方も含む。)

14 安全衛生意識向上のための活動(安全衛生大会,週間・月間活動,安全衛生表彰,事例発表,安全衛生標語の募集など)

15 受動喫煙対策

16 快適職場づくり(中高年者,妊婦,障害者などに配慮した職場・職務設計)

17 計画的な有資格者の育成(免許取得,技能講習受講など)

18 元方事業者にあっては,関係請負人に対する措置(参考文献を参照)

(2)安全衛生共通

 

1 安全点検など(法定:定期自主検査,特定機械等の性能検査など)

2 安全点検など(法定外)

3 安全衛生教育(法定教育:雇入れ時・作業内容変更時教育,特別教育,職長教育など)

4 安全衛生教育(法定外教育:経営者,管理者,技術者教育,危険体感教育など)

5 労働安全衛生リスク[労働安全のリスク全般に関すること(化学物質に関することを除く。)。]の調査及びリスク低減対策(参考文献を参照)

6 特定の起因物(機械,電気,産業車両など)による災害防止対策

7 特定の事故の型(墜落・転落,転倒,挟まれ,巻き込まれなど)による災害防止対策

8 特定の作業時(非定常作業,荷役作業,はい作業,車両運転など)の災害防止対策

9 交通事故(通勤災害も含む。)による災害の防止対策

10 保護具の管理(選定,着用,保管など)

11 安全保護具(安全帯,保護帽,安全靴など)の着用教育

12 作業環境測定

13 作業環境改善(局所排気装置の設置など)

14 特殊健康診断(計画から実施)

15 特殊健診の判定(有所見者に対する医療区分・就業区分判定),事後措置(精密検査,就業制限,配置転換など)

16 労働安全衛生リスク[労働衛生のリスク全般に関すること(化学物質に関することを除く。)。]の調査及びリスク低減対策(参考文献を参照)

17 労働安全衛生リスク(化学物質に関すること。)の調査及びリスク低減対策(参考文献を参照)

18 化学物質SDS の管理・活用

19 人間工学(エルゴノミクス)手法を用いた改善

20 物理的有害要因の対策(熱中症,騒音など)

21 化学的有害要因の対策(発がん物質,特化物,有機溶剤など)

22 粉じん・石綿などの対策

23 衛生保護具(防じんマスク,防毒マスクなど)の教育(フィットテストなど)

24 化学物質管理教育(有害性・SDS の活用方法など)

(3)健康

 

1 一般健康診断(計画から実施)

2 健診判定(有所見者に対する医療区分・就業区分判定),事後措置(精密検査,受診勧奨,保険指導)

3 適正配置(就業上の措置,復職支援,母性健康管理など)

4 ストレスチェックの実施及び個人対応(医師の面接指導など)

5 ストレスチェック結果の集団分析に基づく職場環境改善

6 過重労働対策(労働時間管理,労働時間の削減,医師の面接指導など)

7 メンタルヘルス対策(体制整備,四つのケア及び医師の面接指導など)

8 メンタルヘルス教育(管理監督者,一般職など)

9 感染症対策(結核,インフルエンザなど)

10 健康教育(生活習慣病予防,感染症予防,禁煙教育,睡眠衛生教育など)

11 時間外労働の削減,勤務間インターバル制度導入など

12 治療と仕事の両立に向けた支援(がん就労支援など)

13 ハラスメント対策

14 健康保持増進の取組み(THP 活動,職場体操,ストレッチ,腰痛体操,ウォーキングなど)

注記1 “全般領域”及び“健康領域”については,全ての組織が参考とすることができる。

注記2 “安全衛生共通領域”については,特に危険有害業務をもつ組織が参考とすることができる。