カテゴリー別アーカイブ: iso45001内部監査

iso45001内部監査要求事項

9.2.2 ー般
組織は,労働安全衛生マネジメントシステムが次の状況にあるか否かに関する情報を提供するために,あらかじめ定めた間隔で,内部監査を実施しなければならない。
a)次の事項に適合している。
1)労働安全衛生方針及び労働安全衛生目標を含む,労働安全衛生マネジメントシステムに関して,組織自体が規定した要求事項
2)この規格の要求事項
b)有効に実施され,維持されている。

9.2.2内部監査プログラム
組織は,次に示す事項を行わなければならない。
a)頻度,方法,責任,協議及び計画要求事項及び報告を含む,監査プログラムの計画,確立,実施及び維持。監査プログラムは,関連するプロセスの重要性及び前回までの監査の結果を考慮に入れなければならない。
b)各監査について,監査基準及び監査範囲を明確にする。
c)監査プロセスの客観性及び公平性を確保するために,力量のある監査員を選定し,監査を実施する。
d) 監査の結果を関連する管理者に報告することを確実にする。関連する監査結果が,労働者及び労働者の代表(いる場合),並びに他の関係する利害関係者に報告されることを確実にする。
e) 不適合に取り組むための処置を取り,労働安全衛生パフォーマンスを継続的に向上させる(箇条10参照)。
f) 監査プログラムの実施及び監査結果の証拠として,文書化した情報を保持する。
注記 監査及び監査員に関する詳しい情報は,JIS Q 19011を参照のこと。

iso45001マニュアルの内部監査

9.2 内部監査
 内部監査の実施について、「労働安全衛生管理規定 第11章 内部監査」に従って行う。
9.2.1 一般
(1)内部監査は,次のために行います。
当社の労働安全衛生マネジメントシステムが,労働安全衛生方針,労働安全衛生目標などの計画された取り決めならびにJIS Q 45001(ISO45001)の規格要求事
項に適合しているか、また有効(適切)に実施,維持されているかを社長に報告するために行います。
(2)内部監査はマネジメントレビュー(9.3項)と同様,「あらかじめ定められた間隔」で実施することが要求されていますので、当社は,「内部監査年間スケジュール」に計画し、毎年一回(9月)行います。なお、社長又は管理責任者が必要と判断した場合は,臨時的にも実施します。
9.2.2 内部監査プログラム
(1)年間監査計画(プログラム)は,監査対象部署・活動について労働安全衛生上の重要性と前回までの監査の結果に基づいて計画します。
(2)監査手順には次のものを含みます。
①監査計画の立案 「内部監査年間スケジュール」「内部監査実施計画書」,
 「内部監査チェックリスト」
監査実施,監査結果の社長への報告「内部監査報告書」
監査記録の保存について,管理責任者が責任をもちます。
②監査基準,監査の範囲
監査員の選定と監査の実施に当たり,内部監査の客観性・公平性を担保できるシステムを作ります。
(3)内部監査員の資格及び登録
  内部監査員は、社内外の内部監査員養成コースに参加し、修了し、社内の内部監査員認定試験に合格し,管理責任者が認定した人を内部監査員とする。

 但し、今まで内部監査員の資格を有する人においては、ISO45001:2018の社内外の内部
監査員養成コースに参加し、修了し、差分認定試験に合格して管理責任者が認定したものとする。また内部監査員については、任命書の発行及び「有資格者一覧表」に登録する。
(4)文書化した情報「労働安全衛生管理規定 第11章 内部監査」
       「内部監査員年間スケジュール表9.2-01」「内部監査実施計画書9.2-01」
「内部監査チェックリスト9.2-02」「内部監査報告書 9.2-03」
「是正処置報告書10.2-02」「資格者一覧表7.1-04」