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4 組織の状況

4 組織の状況
4.1 組織及びその状況の理解
組織は,組織の目的に関連し,かつ,その労働安全衛生マネジメントシステムの意図した成果を達成す
る組織の能力に影響を与える,外部及び内部の課題を決定する。
4.2 働く人及びその他の利害関係者のニーズ及び期待の理解
組織は,次の事項を決定する。
a) 働く人に加えて,労働安全衛生マネジメントシステムに関連するその他の利害関係者
b) 働く人及びその他の利害関係者の,関連するニーズ及び期待(すなわち,要求事項)
c) それらのニーズ及び期待のうち,いずれが法的要求事項及びその他の要求事項であり,又は要求事項
になる可能性があるか。
4.3 労働安全衛生マネジメントシステムの適用範囲の決定
組織は,労働安全衛生マネジメントシステムの適用範囲を定めるために,その境界及び適用可能性を決
定する。
この適用範囲を決定するとき,組織は,次の事項を行う。
a) 4.1 に規定する外部及び内部の課題を考慮する。
b) 4.2 に規定する要求事項を考慮に入れる。
c) 労働に関連する,計画又は実行した活動を考慮に入れる。
労働安全衛生マネジメントシステムは,組織の管理下又は影響下にあり,組織の労働安全衛生パフォー
マンスに影響を与え得る活動,製品及びサービスを含む。
労働安全衛生マネジメントシステムの適用範囲は,文書化した情報として利用可能な状態にする。
4.4 労働安全衛生マネジメントシステム
組織は,この規格の要求事項に従って,必要なプロセス及びそれらの相互作用を含む,労働安全衛生マ
ネジメントシステムを確立し,実施し,維持し,かつ,継続的に改善する。